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せどりは儲かるのか?

最近、また「せどり」に関するネット上の記事(第3回 古本の転売“せどり”【仕入れ編】[前編] | web R25など)や、雑誌の記事をよく見かけるようになりました。今回は、あくまで個人的な見解ですが「せどり」について、いろいろと書いていきたいと思います。

「せどり」とは?

「せどり」は漢字だと「背取り」や「競取り」と書くそうです。モノを転売して利ざやを稼ぐ行為を「せどり」というのですが、一般には、主に古本の転売行為を指す言葉として、「せどり」は使われています。たとえば、ブックオフなどの古書店で105円で買った中古本を、105円以上で販売して利益を得るコトを「せどり」と言います。今回は、この古書の転売について解説しようと思います。

薄利多売のビジネス

基本的に「せどり」は、利益は高いのですが、利益が低い薄利多売のビジネスだと思います。ですから、量をこなさないと儲かりません。そして量をこなすと手間が増えます。手間が増えると効率が悪くなり、割が合わなくなるのが実状だと思います。

ブックオフで仕入れてアマゾンで売る

せどりの仕入先は、主にブックオフが使われています。チェーン店で規模が大きく、105円の本の品揃えや量も豊富なので、手軽に利用できるのが理由です。そして、ブックオフで調達した商品(本)は、主に有名ネット通販のAmazon(アマゾン)で販売します。Amazon(アマゾン)には、Amazonマーケットプレイスという個人売買ができるシステムがあるので、手軽に利用できるのが理由です。

せどりのコスト・費用を検証

せどりのコスト・費用を考えてみます。まず仕入れにかかる費用ですが、1冊の本を入手するコストは、105円とします。ここではブックオフに行くまでの交通費は0円と仮定します。そして販売時のコストを考えてみましょう。Amazonマーケットプレイスを利用する場合、以下の手数料が発生します。

・基本成約料 100円
・販売手数料 15% (出品価格に課せられます)
・カテゴリー成約料 80円

詳しくは、Amazon.co.jp: ヘルプ > マーケットプレイスへの出品 > 入金(Amazonペイメント) > 手数料と価格設定をご参照頂きたいのですが、 結構手数料がかかります。まぁ、自前で決済システムなどを用意したり、集客や信用力なども考慮すると決して高い金額ではなにのですが、(Amazonアソシエイト経由だと、Amazonは売上の最低3.5%は、紹介料として払わなきゃいけないし…。)このコストは馬鹿にできません。

そして、本の場合、Amazonマーケットプレイスでは、配送料として340円が設定されています(Amazon.co.jp: ヘルプ > マーケットプレイスへの出品 > 配送料と配送方法)。この配送料から各種手数料を引いた額と商品の代金がAmazonから支払われる金額となります。もし、本の販売価格を600円とすると…

600円 (本の販売価格)
-100円 (基本成約料)
-90円 (販売手数料:価格600円の15%)
-80円 (カテゴリー成約料)
+340円 (送料)
670円

670円が、Amazonからの入金額になります。

次に配送を考えてみましょう。商品の配送は、自分でしないといけません。安く本を配送する方法として、クロネコヤマトのメール便がよく利用されています。A4サイズ・重さ1kg以内で、厚さ1cmまでの荷物は、全国一律で80円、厚さ2cmまでだと160円の低料金です。600円でも売れる本だと、だいたい単行本クラスなので、厚さは1cm以上あるのが普通です。なかには余裕で2cmを超えるものもあります。(2cm以上だと、郵便局の「ゆうメール」利用が多いです。料金は340円か450円でおさまるでしょう。)ここでは、厚さ2cm以内と仮定して、実送料は160円とします。

次に梱包費を考えます。Amazonから送られるデータを元に、納品書を印刷する必要があります。このコストを約10円としましょう。そして梱包には、ビニール袋と封筒も必要です。封筒も1枚10~15円前後が相場と思いますが、これも10円と仮定すると、梱包にかかる費用は合計20円です。

Amazonからの入金額670円から、本の原価105円、送料160円、梱包費20円を引くと…、手元に残る利益は、385円です。

Amazonマーケットプレイスは血の海?1円本も多く出品されている

前述のシミュレーションでは、本の販売代金を600円と仮定しました。ただ、105円で仕入れた本が、600円で売れれば、かなり良い部類に入ります。Amazonマーケットプレイス利用者側の視点に立つと、送料の340円が徴収されるので、売価が600円でも、支払い金額は940円になります。もちろん、もともとの定価にもよりますが、あまりお得に感じる金額ではないような気がします。そもそもブックオフで105円で売られている商品の多くは、やはりAmazonマーケットプレイスでも安く売られています。なかには売価1円という本も珍しくありません。Amazonマーケットプレイスは、規模が大きいだけに、競争も激しくなっています。余談ですが、自分の利益を考えて値付けすると、あんまり売れ行きはよくありません。「自分が買う側だったら、この値段なら買ってもよい」という値付けだと、やっぱりすぐに買い手が現れることが多いです。(しかし、それだと薄利が必至ですけど。)

配送や梱包・連絡などの手間や在庫リスクもある

販売には、いろいろと手間もかかります。仕入れた本の値札シールはがしや、納品書の印刷、梱包、配送手続き、購入者への発送連絡などです。ここまで手間をかけて、数百円(たぶん100~300円前後)の利益です。面倒くさがりな人には、向いていない小銭を積み上げるビジネスです。仕入れた本が全部売れるわけでもないので、在庫をかかえるリスクも当然あります。在庫が多くなれば、それだけ利益を圧迫する要因になります。仕入れにかかる時間も考慮すると、時給換算では恐ろしい数字になりそうです。

独自のノウハウや仕入れルートが飯の種

せどりで成果を上げる人は、かなり独自のノウハウや仕入れルートを持っている人だと思われます。個人的にはオススメをしないのですが、実行するのは、各人の自由ではありますので、一度やってみるのも面白いとは思います。ところで、私は本屋さんが好きで、よく行きます。当然ブックオフも好きでよく利用します。そのブックオフで、床にカゴを置いて、携帯電話を片手に、かったぱしからAmazonの価格を調査している人が時々います。せどりをされている方だとは思いますが、他のお客さんにも、もう少し配慮してもらえると嬉しいです…。

★関連ページ★
» 【せどり特集その1】利は元にあり!仕入れ値を安く工夫する - 快適!パソコン生活術ブログ

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