「グーグル・アマゾン化する社会」は適切なタイトル?

グーグル・アマゾン化する社会」を読みました。
(楽天ブックスで注文したのですが、届くのが少々遅かった。)

私は、この本のタイトルで、間違った先入観を持っていました。

以前、「マクドナルド化する社会」という本を読みました。
この本では、簡潔に流れを言うと
『だんだんとマクドナルドの"ように"社会がなっていく。』という内容でした。

この本と同様に「グーグル・アマゾン化する社会」を
『だんたんと社会的風潮が、グーグルやアマゾンみたいになって行くよね。』
という内容なのだろうと思っていました。

しかし読む途中に、これは錯誤だと気づきました。
グーグル・アマゾン化とは、

『社会がグーグルやアマゾンにとりこまれる。』

という意味なのだと(私は)理解したからです。
ただ、この本書のタイトルには不満を感じています。

なぜなら、本書を大きく分けると前半部(第1~4章)と後半部(第5~7章)に分類できます。

前半部は、今に至るネットの潮流と、アマゾン・グーグルの沿革。
後半部は、経済学のお話、それも複雑系経済学。

後半部では、経済学のアプローチ(収穫逓増モデルなど)によって
アマゾンやグーグルの肥大化を分析・解説しています。

うーん、私がこの本のタイトルを付けるとしたら

「なぜアマゾンやグーグルばかりが肥大化するのか?」。

おそらく一極集中化への警鐘の意味を込めて付けたタイトルだと思いますが
こちらの方が、本書の内容を要約している気がして、私はすっきりします。

ただ、私としては『アマゾンやグーグルの強みは「有益なタグ付け」にあるなぁ。』
と気付かせてくれただけでも本書を買った価値がありました。

グーグル・アマゾン化する社会
森 健
光文社 (2006/09/15)

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