明日生まれる卵はいくつ?

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主にビジネス書やパソコン関係のレビューを掲載していこうと思います。

今回のご紹介は「明日生まれる卵はいくつ?―走りながら考える新経営戦略」です。

明日生まれる卵はいくつ?―走りながら考える新経営戦略
ベリングポイント 増川 稔浩
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さて、よく経済ニュースなどでコカコーラやIBMの業績を伝える際に
「第1四半期の決算は~。」「第4四半期の業績は~。」などと耳にします。
四半期決算とは、1年を4つに分けて3ヶ月ごとに決算を出す方法です。
日本だと年に1回、あるいは上半期・下半期に分けて年2回の決算の会社が多いです。
では、なぜアメリカの有名企業では、年4回の決算を採用しているのでしょうか?


アメリカのビジネス界は意外にも(?)マメな性格だから?
決算を細かく分けて、ビジネスの内容をより分析しやすくするため?

いいえ、答えは「上場しているから」です。

ニューヨーク証券取引所などは、上場の条件に四半期決算の実施があります。

個人的に四半期決算というのは、企業側にとって非常に厳しいものだと思います。
年に1回の決算よりも、4回あるほうが手間もかかります。
また株主などの投資家の見る目も厳しいですし、経営陣にとっては大変な重圧です。
働く社員にとっても四半期決算は、経営陣から要求されるレベルも上がります。

こんな四半期決算ですが、世界的に株式会社の標準的スタイルになりつつあります。
おそらく今後、日本でも四半期決算を導入する動きは加速していくでしょう。

今回紹介する「明日生まれる卵はいくつ?」は
四半期決算に不可欠な経営手法「ローリング・フォーキャスト」についての入門書です。

アメリカの田舎を舞台に、酪農家一家が主人公の物語を描いています。
その物語に解説を織り交ぜながら、ローリング・フォーキャストについて学べます。

目次を載せておきます。

Story1:牧場なのに牧歌的に暮らせない

1.このままじゃいけない
2.畜産指導員がやってきた
3.あるべき姿―To be Model
4.段階的導入

Story2:頑固オヤジは納得しない

1.まあ、わしの話を聞け
2.完成したときには時代遅れ
3.ここぞとばかりに欲張りすぎ
4.不退転の決断
5.NO!と言えない根回し
6.全財産を賭けちゃいけない
7.ブレーキが利かない
8.ハンドルが切れない
9.信用できない報告

Story3:首をタテに振らないおばあちゃん

1.あたしには相談なしかい?
2.株主はつねに厳しい要求を突きつける
3.生きているうちに見せておくれ
4.心配で夜も眠れないよ
5.無駄づかいはおよし
6.お隣はいいねえ

Story4:やっぱり’いきあたり’でいいんだ

1.新しいことをやれば儲かるの?
2.お父さんの仕事は何なの?
3.持つべきものは友
4.まずは大きな目標を持とう
5.計画は3ヵ月先までで十分
6.見直しが大事―ローリング・フォーキャスト
7."できる""できない"を見極めろ
8.弁解より「次にやるべきこと」だ
9.つじつまは現場があわせる
10.下手な鉄砲を撃て
11.やりたいことリスト
12.プログラム・イニシアティブ・プロジェクト
13.次に進むためのトリガーポイント
14.予算分捕り合戦
15.計画どおりなんておかしい
16.その後のヒルズ牧場

Story5:おわりに―これからの「いきあたり経営」とは


ビジネスだけでなく、投資の分野でも応用できる所も多々あります。
ローリング・フォーキャストの入門には最適です。
ただ四半期決算の実務に関して興味のある方には向かないでしょう。
あくまでも手法に焦点をあてた解説書ですので…。

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